洋服は生地によってそれぞれに特徴、メリット、デメリットがあります。それらを理解したうえで取り扱うことが長持ちの秘訣です。私たちの身近な素材の一つであるポリエステルの特徴、メリット・デメリットなどをみてみましょう。

ポリエステルの主な特徴として、下記のようなものがあります。

• 耐久性に優れている
• 軽い
• シワになりにくい
• 型崩れしにくい
• 吸湿性が低く、速乾性が高い
• 熱に強い
• 比較的価格が安い
• 光沢がある

これらの特徴を活かし、スカートや体操服などの衣類、シーツなどに多く活用されています。

型崩れやシワになりにくいため、洗濯後もノンアイロンで着用することが出来、保管やメンテナンスも簡単なのが最大のメリットです。また、着用するとふわっと軽く、肌触りの良さに気づきます。

その他、湿気を吸い込みにくく、水に濡れても乾きやすいため、カビや虫食いの被害を受けにくいのも大きな魅力です。ただし、皮脂や汗などが付着したままだとカビや虫食いの原因になるため、きれいに汚れを落としてから保管しましょう。

静電気が起きやすい素材ですので、特に空気が乾燥する冬場は、静電気防止用のブラシなどでしっかりお手入れをしましょう。また、ポリエステルなどの合成繊維は、毛玉が出来やすい素材です。洗濯時はネットを使ったり、連続して着用しないように心がけたりなどの気配りが必要と言えます。

上記のような点に注意しながら取り扱うようにしましょう。