洋服の素材の一つに、植物繊維の代表である綿があります。ここでは、綿の特徴やメリット・デメリットなどをみてみましょう。

綿の主な特徴として、下記のようなものがあります。

• 肌触りが良い
• 通気性が高く、清涼感がある
• 吸水性が高い
• 染色性に優れている
• 熱・水に強い

綿は肌着をはじめ、Tシャツやズボン、スカートなどの衣類に多用されている素材です。素材の持つメリットは、主として吸収性・保湿性の高さと肌触りの良さにあります。

繊維の中心部分が空洞のようになっていて、吸水性や通気性に優れているため、汗をかきやすい夏場やスポーツ時にピッタリの素材です。

また繊維によって空気を含むことの出来る綿は、保温性にも優れているため、夏場だけでなく冬場も暖かく着用出来る素材と言えます。さらに綿の大きな強みは肌触りの良さです。綿は非常に微細な繊維であるため、柔らかく滑らかな着心地を与えます。

綿は縮みやすい性質を持っています。しわになりやすいため、着用や保管に注意が必要です。また、吸水性が高いため、比較的乾燥に時間を要します。しっかり乾燥しないままで着用すると、ニオイや肌トラブルの原因になりますので、よく乾かしてから着用しましょう。