特に赤ちゃんや小さなお子様の肌はとてもデリケートですので、肌に直接つける衣類には十分気をつけたいものです。出来れば洗剤を使わず、衣類の汚れをきれいに落としたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

肌が荒れやすいお子様がいるご家庭では、洗剤を使わずに洗濯したり、衣類に使う洗剤を自然素材のものに変えたりすることも検討してみてください。

洗剤を使わないメリットをみてみましょう。

• 洗濯時間が短縮出来る
• すすぎが簡単
• 石鹸カスが発生しない
• ヌメリやカビなどの発生が抑制出来る
• 排水フィルターが汚れにくい
• 洗剤を置く収納棚がスッキリする
• 黒カビが発生しにくいため、洗濯槽がきれい
• 肌への負担が少ない
• 洗剤残りがない
• 詰め替えの手間が省ける

洗剤を使わず水だけで洗濯するデメリットもみてみましょう。

• 汚れがしっかり落ちない場合がある
• くすみが生じる場合がある

水だけで洗うのではなく、重曹やクエン酸といった自然素材のものを使って洗う方法があります。重曹はアルカリ性の性質を持っているため、皮脂や食べこぼしの汚れ、黄ばみなどを落とす効果があります。

重曹を使用した洗濯の最大のメリットは、自然素材であるため人体や環境に優しい点です。ただし、重曹は水に溶けにくいため、ぬるま湯で洗濯するようにしましょう。また、アルカリ性の重曹に酸性のクエン酸を混ぜて洗剤として使用することが出来ます。

クエン酸には、雑菌の繁殖を抑制する働きがありますので、消臭にも効果的です。重曹とクエン酸を混ぜた洗濯方法は、まず水で溶いたペースト状の重曹を汚れの気になる箇所に馴染ませます。

そこに水に溶かしたクエン酸を落とすと、双方が化学反応を起こし、汚れが浮き上がってきます。少し置いてから通常通りの洗濯をしてください。汚れがきれいに落ちて、ふんわりと仕上がります。