普段何気なく着ている衣服。衣服についている洗濯表示まで細かく見ている人は少ないのではないでしょうか。生地にあった洗濯方法を知るためには、洗濯表示をしっかり確認しておく必要があります。衣服を長持ちさせるためにも、これだけは知っておきたい洗濯表示をみてみましょう。

洗濯表示は2016年12月より変更され、世界で共通使用されている国際規格（ISO）の記号と同じになりました。主な洗濯表示は下記のようなマークです。

• 洗濯槽のイラストが描かれている家庭洗濯（家庭での洗濯OK）
• △マークの下に漂白と書かれている漂白マーク（漂白OK）
• □マークの下に乾燥と書かれている乾燥マーク（タンブル乾燥OK）
• アイロンのイラストが描かれているアイロンマーク（アイロンがけOK）
• 〇マークの下にクリーニングと書かれているクリーニングマーク（クリーニングOK）

上記は基本的な洗濯表示マークですので覚えておきましょう。

従来の表示と変わった点は、イラストに「・」や「一」が増えることで強弱がわかる点です。例えば、アイロン仕上げをする場合、アイロンの中の「・」が多いほど、高温アイロンが可能という意味を表します。

洗濯表示によって使用する洗剤が異なります。例えば、「洗濯機で洗濯処理が出来る」、「洗濯機で弱い洗濯処理が出来る」と表示されている場合は、一般衣料用洗濯洗剤が使用出来ます。

また「洗濯機で非常に弱い洗濯処理が出来る」、「手洗いが出来る」と記載されている場合は、おしゃれ着用洗剤を使用しましょう。ただし、家庭での洗濯禁止となっている場合は、家庭での洗濯機を使用することはできません。

このように衣服には様々な洗濯表示がありますので、素材や生地の特徴に合わせて洗濯するように心がけましょう。